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福島第一原発周辺の2021 個人でも充分見学できるよ 東日本大震災から10年

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※今回の記事はセンシティブな内容が含まれるので閲覧は自己判断でお願いします。

 

2021年5月、この日の原発周辺視察のプランは相馬市からスタートし沿岸部に沿ながら南へ向かい南相馬、浪江町、そして双葉町まで行く計画。

今回はボランティアの方に同行いただけた為、その道中では震災当時の話や現在まで継続する問題点などを色々話をして頂き10年経っても問題を解決しきれない福島の現状を目の当たりにした。

あれからもう10年。

あの地震が発生した瞬間は埼玉で廃車寸前のポンコツ車を運転しており急に車が縦に揺れ出したので「遂にエンジンがぶっ壊れたか?」と勘違い。

こりゃダメだ、と減速して停車しようと周囲を見渡してみると道路脇の家々から続々と人が出てきたのが目に入りそこで初めて地震だと気がついた。

そして只事ではないな、と直感的に感じたので取り敢えず家に戻るため高速道路に向かうと当然のごとく入口は封鎖。

高速道路は諦めラジオで情報をキャッチアップしながら下道を使ってなんとか新宿にたどり着いた。

そして余震にビビりながらテレビのスイッチを付け画面に目をやると、そこには信じられないような映像が次々に流れていた。

 

今回は未だに鮮明な記憶が残っているあの瞬間に現地では何が起こっていたのか、そして現在はどうなっているのかを詳しく理解するための訪問である。

 

今回の主な訪れた場所は以下。

大筋のルートは下の地図をご参照。

相馬市から沿岸部を南に下って双葉駅までのルートとなる。

ポイント自体は少ないが、車を走らせているだけで常に地震と津波の爪痕、福島第一原発事故が及ぼした影響を肌で感じることができる。

もう少し南に行ったところに東京電力廃炉資料館など他にもポイントはあったがこの時はコロナのため休館していたので行かなかった。

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津波でひん曲がったガードレール。電柱が傾いているのがわかる。

相馬市鎮魂伝承館

相馬市の沿岸部にあるこぢんまりとした資料館である。

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海沿いに建っている

当時の津波に関する映像や被害を伝える新聞、住民の方の被災手記、そして持ち主不明の家族の写真などが展示、保管されており、その文章や写真から伝わるものが痛々しいを通り越して精神的にくるものがある。

手記を時間をかけて一つ一つ目を通していたのだがあまりのリアルさに途中で耐えられず断念してしまった。

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シアターは受付の人にお願いすると上映してくれる

面積的にはかなり小さい施設だがしっかり見学、内容を深掘りしたらかなり時間がかかるだろう。

またこの建物は海沿いに建っている為、津波の生々しい展示を見ながらの窓から聞こえる波の音は恐怖に近い。

ロケーションはこちら。

 

福島ロボットテストフィールド周辺

この辺りは津波で広大な敷地が何もない状態になった為、ドローンやロボット、そしてエネルギーに関係する産業の経済特区のような扱いで整備が進んでいるようであった。

SDGSに絡んだ取り組みや太陽光発電などを組み込みながら農業との両立を目指し地域が復興するにはどうすれば良いか模索している状態。

後述するが地域により居住制限が解除された土地、いまだに制限が解除されていない土地など条件は様々な上、土地の用途制限なども加わり調整するべき問題は星の数ほど。

助成金などを活用し農業で起業したい若い人を誘致したりもしているようだ。

この辺は原発からまだ離れていて通常の往来ができることもあり復興のやりようはまだあるようだ。

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物凄い数のソーラーパネルが並んでいる

ロケーションはこちら

浪江町立請戸小学校跡

津波がこの小学校を襲った2011年3月11日15時38分のままの状態で残っている。

この小学校跡地は本当にこの道進んでいいの?というような草むらのような中を進んでいくと突然視界に入ってくる。(2021年5月当時)

現在は中に入ることができず外からの見学になったが外から建物を眺めているだけでその当時の状況を垣間見ることができる。

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時計の針は止まったまま

左の写真は遠目から小学校を撮影したもの。

シンボリックなオブジェを拡大したものが右の写真だが今でも時計の針は津波到達時刻で止まったまま。地震発生後、約1時間で津波が到達したのが分かる。

ちなみに下の写真は津波が建物のどの高さまで来たかが分かる写真である。

上の写真と同じで左は遠目から撮影したもの、窓付近を拡大したものが右の写真。

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窓の内側にはっきり浸水した跡が残っている

右の写真の窓を見てみると白く汚れている部分があるが、あの高さまで海水が入ってきたことを示している。

かなりの高さである。

この建物は今後保存され、この場所は公園として整備される予定とのことであった。

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小屋の中は当時のまま

ロケーションはこちら

 

双葉町・その周辺

この辺りになると年間50ミリシーベルト、帰還困難地域となり往来は可能でも人は住んでおらず言葉を選ばずに言えばゴーストタウン。

帰還困難、住めない場所なので開発復興を進める術がなく今回見た中では特に当時の様子がそのまま残っているような街並みであった。

人が住めないなら投資もしようがない。

現在でも一部、ストリートビューでもっと古い(2013年ぐらい)写真も見ることができるが現在とあまり変わっていないのではないだろうか。

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手つかずのまま。
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コメントしようがない。

上の4枚の写真は双葉町駅近くのかつてはのどかな商店街であっただろう地区。

地図のピンの場所のカメダヤの交差点から北に向かった道路である。

JR双葉駅からすぐ近くである。

この場所から車で3分ぐらいのところに双葉駅があるが駅舎は綺麗に整備されオリンピックの聖火リレーの撮影用に建物がそれらしくペイントされていた。

ペイントされた建物から少し離れればこの状況、という現実に違和感を覚えざるを得ないというのが正直なところであった。

復興五輪ではコロナの件もあり、この場所は実際に使われたのであろうか。

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綺麗な双葉駅とその駅前にあるオリンピック聖火撮影用の建物。

また、この周辺には綺麗な状態での家も多く残っているが人が住めない為、全て無人とのことであった。

当時、福島第一原子力発電所以外に他の電力会社が新しく原発を作る予定だったようで町の目抜き通りはその原発に関係するトラックを通す為に道路を拡張済み。

既存の古い住宅を取り壊し新しい住宅をセットバックして建築したが、その後にこういった事態になり原発建設は頓挫。

その拡張された道路は意味を無くし、まだ新しい家も無人のまま残っている。

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無人。右の写真の家は窓ガラスもない。

東日本大震災・原子力災害伝承館

時間の関係で中に入っての見学はできなかったが外にある展示でも充分何が言いたいのか伝わる。

ここには「原子力明るい未来のエネルギー」と書かれた看板が常設展示になっておりこの看板はかつて双葉町のメインストリートに設置されていたとのこと。

要するに町を挙げてのスローガンといったところか。

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かなり大きな看板

明るい未来のエネルギー。

かつては夢がいっぱい詰まった看板であったであろうが今となっては皮肉たっぷりの看板となってその姿が展示されている。

またこの看板の横には津波でボロボロというか、原型を留めていない消防車の展示もある。

幸いなことにこの消防車に乗っていた方は無事だったようだ。

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物凄い津波の威力

この伝承館の周辺の空き地には津波に流された瓦礫も残っておりだいぶ整理はされたようだが処理にもう少し時間がかかりそう。

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津波はなんでも押し流す

ロケーションはこちら

 

まとめ

今回は仙台を起点にして相馬市まで車で約1時間ちょっと、そこから半日程度で上記のルートを周ってみたが事前に下調べをしていたものの、聞くと見るとでは大違い。

やはり現地の空気を肌で感じ、何が行われているのかをしっかり理解することが大切だと再認識した次第である。

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仙台から相馬に向かう高速道路のパーキングには放射線情報のモニターが設置されている

本当の意味での復興とはどういうことか。

住民、行政、立場や利害関係が複雑に絡む中での調整の難しさ、それにより遅々として進まない復興、直近ではコロナの影響はあるが復興五輪とはなんだったのか、色々考えさせられる訪問であった。

今まで農業一本で生計を立ててきていた方々が明日から違う事で生計を立てなくてはいけなくなった現実、慣れ親しんだ住居を追われた現実、それに高齢者が多いという住民の方の属性も加わりどうするのが一番良いのか。

答えにたどり着くことは出来なかったが今、起こっている事のほんの一部は垣間見る事ができた。

素人が問題提起をするつもりはないが、今回の記事ではそれぞれのポイントに地図も付したので東京からでも車で3時間もあれば行けるような場所で現実に起こっている事象を少しでも理解する為に、実際足を運んでみるのは如何であろうか。

 

おしまい。

 

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