今回は2020年7月に行った9泊10日の北海道旅行で訪れた網走監獄&天都山の展望台、オホーツク流氷館のご紹介。天都山展望台と流氷館は同じ敷地内にあるので何も考えずに流氷館を目指そう。この2つの観光地は車で10分ほどの距離にロケーションされ、まとめていくことをオススメする。
ご参考までに9泊かけた今回の旅のルートはこちら


網走監獄博物館
今回のこの旅行を決定する以前よりダークサイドスポットには興味があったので網走の刑務所及びこの博物館の名前は耳にしていたが歴史まではよく知らず今回簡単にググってみた。
基本的には明治以降ロシアから北海道を防衛するのに北海道開拓に本腰を入れ始めた明治政府が本州から人を突っ込み、人口を増やしていく施策の中で屯田兵の入植や集治監(刑務所)を設置。その流れの中、この刑務所が出来て活用されたようだ。
そして当時は当然未開の地である北海道。
対ロシア防衛を見据え、まずはインフラの整備が必要だ。広大な荒野を切り開くには過酷な作業が見込まれその作業員として囚人であれば安く、そして人権を考えず使えるという考えの元、北海道各地の集治監(刑務所)から野外服役として囚人が集められ道路を切り開いたとのことであった。
この網走監獄の博物館でも北海道各地の囚人によって囚人道路と呼ばれる道路が作られたことはかなり強調された展示になっていて、内容もわかりやすく当時の様子がとてもイメージしやすかった。映像を交えた解説などもありリアルさ抜群、この網走監獄もググるとサジェストワードで心霊スポットと出てくるが、何となく理由がわかった気がする。


過酷な労働により北海道が開拓されたことや、監獄内での生活の様子などマネキンを使って再現されている。北海道開拓の村のマネキンは恐怖で身の危険を感じたがこちらのマネキンは目を合わせても恐怖は感じずバシバシ写真を撮らせてもらった。開拓の村の恐怖のマネキンの記事はこちら。




網走刑務所と聞くとスーパー極悪人が入る刑務所のイメージを持っていたが実はそうではないらしい。高倉健の映画の影響などで網走刑務所は有名になりそこで危険なイメージが醸成、定着したようだ。
現在は10年以下の刑期の人が収容されているとのこと。
そして一通り見学した後はお土産やさんで買い物をしよう。網走監獄独特の一風変わったお土産が多く、立ち寄ってみても面白いかもしれない。また、この博物館を見学するにあたっての所要時間は2時間ちょっとをみておけば丁度良いと思う。


見学後、天都山展望台とオホーツク流氷館へ。
両施設の距離感はこんな感じ。
網走監獄から車で10分かからない所にあり、この日は晴れて展望台からの眺めは非常に良かった。
オホーツク流氷館


まずはチケットを購入し、地下への入り口を進もう。
内容としては10分ぐらいの映画が定期的に流されておりオホーツクの動物たちの映像などがみれる。また、プロジェクションマッピングでの展示もあり興味ある方にはいいかもしれない。
そしてここにはマイナス15度の世界を体験できる施設がありそこで少し濡れたタオルをぐるぐる回して凍らせて遊べる。


Xはこの2020年の1月と3月にロシアや中国のハルビンに行ったりして−20度、−30度あたりを経験しているのでなんとも思わなかったが東南アジアなどの観光客には受けが良いかも。


冬のロシア編のリンクはこちら
冬の中国ハルビン編のリンクはこちら
この施設で勉強になったのはオホーツク海がなぜ凍るのか、が分かったこと。
上に貼ったリンクのロシア旅行記にも記しているがウラジオストクに行った際に凍ったスポーツ湾を歩いた。その時の気温は−1度。そんなに寒い訳でもないのになぜ凍っていたのか分からなかった。
しかし下の写真に書かれているように水の対流が少ないことや、オホーツク海においては塩分濃度の違う水が上下2層に分かれ塩分濃度の薄いほうが凍る、とのこと。興味がある方はググって調べてみてほしい。


一通り回った後は同じ建物にある展望台へ。一階へ戻ってからエレベーターで屋上に上がろう。


遠くはオホーツク海まで見渡せる。
今回、オホーツク流氷館と展望台は網走監獄の見学ついでという位置付けではあったがオホーツク海の謎が解けたこともあり行って良かったと思う。今回宿泊したホテル網走湖荘からそれぞれ車で10分ほど、市街地にも近く観光で回るには便利なスポットであった。
おまけ。
オホーツクのラーメン
今回の網走訪問の際ホテル網走湖荘に滞在させて頂いた。
網走湖荘のお土産屋さんでオススメされたオホーツクの塩ラーメンはマツコデラックスでベタ褒めされていた美味いラーメン。Xも食べたがなかなか美味いのでぜひトライしていただきたい。
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