3日目の予定はシベリア鉄道ウラジオストク駅の探検、北朝鮮レストラン、そして凍った海を歩くことである。凍っている川は中国・ハルビンで渡ったことがあるが、凍った海は初めてで、川とは違い果てしない広さで氷と水の境目はどうなってるか興味津々であった為、昼間においては今回最大のイベントと言えるであろう。
まずは朝飯である。前日に引き続き1階にあるレストランで大してうまくない朝飯に600ルーブル払ってやっても良かったが、やはり新しい国に行ったらその国のカップ麺は食しておきたいものである。前日にスーパーで朝飯用としてカップ麺を仕込んでおいた。うまそうなエビ入りヌードルの絵だか写真だかが貼ってあるカップ麺(フォーク付)。ホテル廊下にある給湯機を使い、ペヤングソース焼きそばを彷彿させるその四角い容器に熱湯を入れて3分ほど待つ。


そして3分後、洗面台に行きお湯を捨てようと頑張るが、日本のペヤングみたいに綺麗にお湯が捨てられない。
「ったく、ロシアはまともに湯ギリできるカップ麺の容器も作れねえのか!!やっぱ共産の国はダメだな。」と悪態をつきながら無理やりお湯を抜いた後、麺に粉をかけていると、ふと蓋に描いてあるカップ麺にはスープが入ってることに気がつく。どうやら四角い容器をみて勝手に頭の中でペヤングソース焼きそばと同じ作り方と勘違いしていたようだ。よく考えたら焼きそばなら粉ではなくソースが入っていたはずだ。先入観とは恐ろしい。※下記リンクはXオススメの最強ジャンク焼きそば。
間違いに気が付いたXは「あ、これラーメンなのね、だから湯ギリできなかったのか、ごめん共産党。いくら共産党でもそこまでヤバくないか。」と独り言を言いながら粉が掛かっている麺に再度お湯を注ぎ、初めてのロシアカップ麺を食すXであった。
という感じで忙しいウラジオストク3日目の朝がスタート。
プリモリエホテル前の日用品店
ウラジオストクの駅はプリモリエホテルから歩いて数分のところにあるので散歩がてら行ってみた。
その道中、というかホテルの目の前に生活用品を扱う雑貨屋がある。




プリモリエホテル長期滞在の場合はここで生活用品を揃えるといいだろう。日本や東南アジアのようになんでも揃うコンビニが5分おきにある訳でもない不便な場所なので知っておくと便利な店である。そして店を出て洞窟発見。
3日目になり、だんだん街にも慣れてきたので何か面白いものはないかなーと洞窟に入っていく。すると上の方から何やら喚き声が。上を見たら魔女みたいな婆さんがこっちを見ながら威嚇している。当然何を言っているか分からなかったが、入ってくるな、と言いたいのはわかったので退散。なかなか侮れない街である。
ウラジオストク駅


気を取り直して駅到着。写真を見てもらうとわかるが電光掲示板に「?」と表示されているのはなんなんだろうか。好きな人にはたまらないシベリア鉄道ウラジオストク駅と、その裏のフェリー乗り場についての詳細はこちらをご参考いただければ。
そして駅とフェリーポートの見学終了。
この3日間、昼も夜も動きまくり疲れてきたのでホテル近くのマッサージに行くことにした。ちなみに余談にはなるが下の写真はホテルでチェックイン時にカードキーと一緒によくもらう、ファシリティーなどが書かれた紙である。この記事を書く為に写真を見返していて気が付いたのだが、よく見るとプリモリエ ホテル2階にマッサージがあるようだ。朝9時から夜8時までという限りなくシロに近い営業時間ではあるがちょっと誰か行ってみて欲しい。



その他、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトに関するホテル側の考え方も真ん中の写真に書かれているので参考にしていただければ。
話が逸れたが、ホテルにマッサージがあるのを知らなかったXはググって発見した最寄りのマッサージへ向かう。そのときの様子はこちら。
そしてマッサージも終わり、次の目的地である北朝鮮レストラン高麗Koyoへ。ウラジオストクで有名なレストラン・平壌に行くかちょっと迷ったが人気の店に行って1人寂しくおっさんがビールをかっくらっている絵はちょっと嫌だったので出来るだけ寂れている方をチョイス。(ネットだとそう見えた)
実際行ってみたら客はXだけという、安心貸切・3密防止サービスの中、我らがアサヒスーパードライにありつけた次第である。そのときの様子はこちら。
日本最後の食事も日清のシーフードヌードルになってしまい、その後も洋食しか食べていなかったという状況もあるが、この店はなかなか美味かった。
そして満腹になったXはタクシーをアプリで呼ぼうとするも、スマホの通信状態が悪すぎてタクシーが捕まらず、北朝鮮レストラン高麗Koryoから歩いて市街地へ戻ることにした。道は坂になっているので氷で滑りそうで危ないが市の中心まで歩いて5分ちょっと程度である。
そしてそこからはお土産探索。こちらも以前、記事をアップしたお土産屋を周り、一通りお土産を購入した後で海へ。ウラジオストクのオススメお土産屋さんの様子はこちら。
上記のリンク先にはご紹介しなかったがマトリョーシカのような、貰っても置き場所に困ること間違いなし系の土産を購入したい場合は下記のお店もおすすめだ。この店で一回日本人とすれ違ったので、もしかしたら店自体は有名なのかも。Xはたまたま潜水艦博物館の見学後に見つけて入ったが、床面積は結構あった。


この建物のすぐ近く。入りにくい扉だが遠慮なく開けよう
売ってるものはこんな感じ


場所はこちら
そして海へ。




完全に海。




不思議なことに0度でも海は凍るようだ。なんでだろう。と頑張って沖の方まで歩いて行ったがその先に何がある訳でもなく靴に水が染み込んできたので引き返した。岸から離れれば離れるほど音がなくなっていくのを感じる。
ミリタリーショップ
そして滞在初日に見かけて気になっていたミリタリーショップへ。




軍からの直接払い下げのため(多分)好きな人は好きかもしれない。あまりイカツイ物は空港でハジかれるため日本に持って帰れないので軍曹レベルのバッジなどを購入。
昔、タイでエアガンを購入しそれを日本に持って帰ろうとスーツケースに入れて空港で預けたら検査で引っかかって大騒ぎになったことがある。タイだったからまだ良かったがロシアでそれやったら、一度入ったら生きては出られないKGB部屋直行、命がいくつあっても足らないだろう。なので空港で捕まりそうなものは買わないようにしよう。
行く人はいないだろうが万が一の為にとりあえず地図を載せておこう。
そしてホテルへ戻る。最後の夜をどうしようかと悩んだが、翌日空港へ電車で行くことを決めていたXは早起きをしないといけない為(4時30分起き)この日は部屋で冷蔵庫に残っている酒を飲んでまたまた締めにピザMレストランで飯を食って就寝。




余談にはなるが、19時ごろホテルの前で例の配達のおっさんに会った。22時過ぎだったら金髪デリバリー行けるよーーと、笑顔で営業されたが22時に来たとしてそこから7000ルーブル払って遊んでから寝るのは深夜1時前ぐらいか、と考えると食指が動かず、また今度ね!と言ってお断り。夜中にリンリン電話が鳴って起こされたらたまらないのでホテルに帰って電話線は引っこ抜いて寝た。さよならリンリンハウス。
ちなみにこの前の日はお誘い電話はなく、2日に1回のペースで金髪宅配エクスプレスのお誘いがあるものと推測できる。ある意味、顧客管理はしっかりしているようだ。
続く。
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