金髪ナイトに満足してよく寝たX。いつも通り朝飯を食いに行く準備をする。今回は朝食付きプランではなかったがプリモリエホテル1階のレストラン、Mピザは24時間営業なのでとりあえず足を運んでみる。


一階のレストランへ行き、明らかにパジャマ、髪の毛ボサボサ、ほっぺたに枕の跡がついているXを見つけた店員は、ひとしきりXがホテルの宿泊客だということを確認すると、今はピザしか出せん!、ホテルカスタマーの食事は600ルーブルだ!と言って朝食会場を指差す。
昨日の夜、金髪JDとの戦いの後、締めの一品としてミートソーススパゲティーをこのレストランで食べていたXは朝食メニューがあるのは確認済みであった。(200〜300ルーブルぐらいで安くサンドウィッチなどが食べられる)
少々腑に落ちないが朝から頑張って抗議してもしょうがないので600払って飯にありつく。(クレジットカード、ルームチャージ支払い不可)


朝食会場の様子




特にうまいと感じなかったがヨーロッパの食事はそんなもんだ、と思い食事が終わったら今度は両替に向かう。今回は事前にネットで調べていたサミットバンクへ。ウラジオストクの両替事情に関してはこちらのリンクを参照してね。空港両替はレートが尋常じゃないほど悪いので気をつけよう。
サミットバンクで3万円ほどルーブルに両替し街中散歩。昨日は日没後の散歩だったのでやや陰気な街の印象であったが昼間だとずいぶん印象が違う。




今日の予定は博物館見学である。しかし事前に場所、行き方などを詳しく調べておらず凍えてしまう前にコーヒーショップで一人作戦会議をすることにした。選んだ店舗はやたらとレピュテーション高めのカフェ、その名もカフェマである。カフェとファミリーマートが混ざったような店名のこのお店、いたってフツーのカフェであった。




Cー56潜水艦博物館とその周辺の観光
そしてCー56潜水艦にターゲットを絞り地図をチェック。地図を見る限り徒歩20分ぐらいで行けそうなので気温は0度ぐらいだがタクシーは使わずに行くことにした。
そしてスヴェトランスカヤ通りを東へ歩き、通りを広場側へ渡ろうにも信号がないので地下道へ。




そして地上に出てから広場を横目にどんどん進んでCー56潜水艦に近づいていくと、その途中で何か博物館のようなものを発見。


場所はCー56潜水艦から歩いて5分掛からないこの施設、全くノーマークではあったがどうやらウラジオストクの歴史についての展示が色々されているようだ。「ウラジオストク要塞の時」というよくわからない日本語の通り、基本的につい最近まで閉鎖都市、要塞であったことは事実である。


今回色々回って感じたがコロナのおかげでどの施設も客が全然いない。日本でウラジオストクの観光をネットで調べた際はどの施設も韓国人、中国人の観光客でいっぱいで忙しない、みたいなコメントが多かったが、今回は中国人どころかアジア人がいない。もちろん空いていて快適ではあったが、受付のおばさんも暇なのであろう、Xの跡を追尾してきては、そこに荷物置くな!そこ右!違う、左!といちいち行動を指図してくる。暇が故、迷惑な最強ロシア製誘導ミサイルになってしまったようだ。
Xは頑張ってミサイルを無視しながらふむふむ、と展示物をゆっくり見て回ったが、後ろからの太ったおばさんの追尾に耐えられなくなり早々に退散。客が少なすぎるのも問題である。ちなみに未だにこの博物館の名前は不明である。
そして潜水艦が置いてある場所に到着。隣には永遠の炎というモニュメントが。戦争でなくなった兵士の方への追悼オブジェである。
ロシアは1次大戦、2次大戦と戦死者が多すぎだ。


そして潜水艦博物館の受付に行ってみるとなぜか閉鎖中。中からおっさんが出てきて昼休憩だからあとで来い。みたいなことを言ってきた。下の写真は入り口と料金表。


特に近辺の情報を頭に入れていなかったので、取り敢えずあたりを見渡すと道路を渡ったところに何やら建物を発見。軍艦もある。近くに行ってみると日本語でクルージングという文字が。


クルージング情報はネット事前調査でも引っかからず頭の中にインプットされてなかった為、興味津々でとりあえず施設の中に。(後々検索したがクルージングではなく、遊覧船で検索すると出てきた。)
ボートツアーの場所はこちら。


受付のおばさんは英語が通じるので意思の疎通は容易であった。次の船は15時ぐらいに出るから15分ぐらい前にくればOKとのことでその場で予約。所要時間は60分。暫く時間を潰して乗船。


客はX以外は白人のカップルと修学旅行みたいなガキンチョたち10人程。もしこのガキンチョたちがいなかったらもしかしたら欠航していたかも、と思う程の閑散具合。そして時間になり、出発前にさっきの受付のおばさんが船に乗り込んできてロシア語で色々ガイドをしながら船は進んでいく。




という感じで終了。受付兼ガイドのおばちゃんは非常にいい人で、たった1人のアジア人であったXに気を使って話しかけてくれたりと他の唯一の白人カップル客と共に手厚く接客してくれた。
そして潜水艦へ戻る。
続く。
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今回の旅行記の1日目
ポーランドって共産圏だっけ。
共産大国・中国ハルビンに行ってスキーをしよう
ベトナムも共産だけど毛並みが違うなあ