プリモリエホテルに到着し、まずは翌日以降の観光の参考にするため2本のメインストリート周辺の距離感と治安含めた雰囲気を掴んでからその辺でビールでも飲むことに決定。
外の気温を確かめるとマイナス1度。3月上旬とはいえ中々寒い。初めての土地なので迷子になって、挙げ句の果てに屈強なスキンヘッズにスマホをカツアゲされた場合の想定でも生きて帰ってこれるように少々厚着で服を着て、ホテルフロントでホテルカードをポケットに入れ準備OK。スマホのアプリからタクシーを手配。
ロシア・ウラジオストクでのタクシー手配の仕方はこちらを参考にしよう。通信環境が安定しない問題はあったもののアプリ自体はとても使いやすく便利である。
タクシーでまず向かった先はこの街一番の繁華街と言われている2本の通りで、アドミラーラ(噴水通り)の近くのバーガーキングあたりで下車して海の方へ向かった。
アドミラーラフォーキナとスヴェトランスカヤ通り
時間は18時30分位だったと思うが、 アドミラーラ通りの方は結構店は閉まっていてお土産屋さんなどに関してはビジネスアワーギリギリの時間帯のようであった。右も左も分からないXはとりあえず散歩、何店舗か入ってみる。


カツアゲトンネル。


この街中の雰囲気、なんと表現すればいいのだろうか。ヨーロッパ独特の陰湿な部分と東側共産圏独特の質素、物が溢れていない感覚(豊かさに欠ける)と言う根本が土台にあり、そこに西側資本主義のテイストが若干オンされていると言う感じ。
ただし、マイナスなイメージでの表現になってしまっているが夏になればまたイメージも変わるかもしれない。氷点下で初めての土地、単独行動、日没後、と言うのも若干印象を左右する要因になったのは否めない。
なんだかんだ言ってこの周辺はアジア食品の取扱店やスーパーマーケットみたいな店もあり、便利さと言う意味ではやはり一番であろう。この周辺のお土産やさん情報はこちらを参照
そして寒くなってきたので飲める場所を探す。腹は減ってなかったので酒とつまみだけ注文できるバーを探して街を彷徨うと。一軒、一人で飲むにはちょうど良さそうなバーを発見。こじんまりしていて客も少ない、うってつけの雰囲気である。
ALEUT PUB THE 賞味期限切れビール


読み方はよくわからないがアレウトパブであろうか。立ち寄ってホップの匂いを嗅いで行け!と看板に書いてあるぐらいの店なのでビールは期待できた。
場所はこちら。
1909年からあると言われるロシア・ウラジオストク最古のホテル、ベルサイユホテルのほどんど目の前なのでプリモリエホテル宿泊で暗黒目的以外の旅行者にも使い勝手が良い場所である。スポーツ湾まで5分、夏場にはビーチで遊んだ帰りに寄るにはもってこいである。
店内の雰囲気はカジュアルで店員もフレンドリー、何より英語が皆さん流暢である。後でググったがレピュテーションも良い。
恐る恐るドアを開け入店。
手袋マフラーを外しながら
いやー寒いね、ロシア。死ぬかと思ったよ。カウンター座って良い?
そんな寒いか?ショットでも飲んで体を温めると良いぜ。はい座って。何飲む?
ショットは死ぬからいらん。ロシアへは初訪問だ、ローカルビールでオススメは?
ドラフトビールからボトルまでなんでもあるぜ


確かになんでもありそうだ。
色々説明してもらいまずはクラフトロシア産の生ビールを適当に注文。グラスは色々な種類のビールを飲むべくSサイズで注文。
くぅぅ。うまい。北国ロシアでのドラフト生。
漫画、カイジの帝愛地下王国での5000ペリカビール程のうまさでは無いにせよなかなかだ。
調子に乗ってつまみを頼む。


飲み干した後、地元産ビールで次のオススメを聞いてみた。
そしてオススメとして現れたのはこのビール。
ほう。これは洒脱なデザインのビールだな。じゃあ飲んでみるかとグビッと一口。
んっ。よく分からんがまあビールだな。ぐびぐび。
瓶のラベルが気になったのでグーグル翻訳。
一人飲みは暇である。


賞味期限は2019年の11月まで。今日は2020年の3月5日である。話の流れとはいえ在庫処分のお手伝いをしてしまったようだ。客の注文を狙った商品へ着地させる話術を持つなかなか策士なバーテンダーであった。
ちなみにロシアのビールはアルコール度数が高いものが多く、上記の瓶ビールは7%である(左写真)。今気づいたけど、地味にきっつー。
この時はビールのアルコール度数まで気が回ってなかったが今日は何かおかしいぞ、と2杯で切り上げる。賞味期限切れに気づいたからでは無いが、本能的に酔いが回るのが早いことに気が付いたのかも。
お会計は950ルーブルで1500円位。安いか高いかわからないが賞味期限が切れてたからチップはあげなかった。
徒歩でホテルに戻る道中、街の様子も確認しながら歩いたが、横道でも時々女性の一人歩きとすれ違ったりするので治安は悪くなさそうだ。しかし注意は怠らないように。下の写真はスヴェトランスカヤ通りからマリャクホテルの前を通ってプリモリエ に行く一本道の様子。




そしてホテルの近くのスーパーに寄り道してワインとビールを買い込み暗黒電話が設置されているプリモリエ ホテルへ戻る。
ここから先の詳しい話は先日、記事アップしたリンクを貼り付けておくので参照してね。金髪宅配エクスプレス業者から連絡を電話の前でひたすら待ち、喉奥JD金髪美人ゲット。※下記リンク
そして全ての予定した工程を終えて、はるばる海を渡ってきた甲斐があった、と満足して眠りにつくXであった。
翌日の昼は観光へ。
おしまい。
※もし記事がよかったと思ったら 下に貼ってあるタイナイト情報のバナー or B!ブックマークのバナー押してくれると嬉しいです!🤗