今回2020年3月に3泊4日でウラジオストクへ旅行に行ってきたX。今回宿泊したプリモーリエホテルの立地と設備をご紹介。男性が1人で宿泊していると不思議と夜な夜な電話が掛かってくるという嬉しいホテルの宿泊記である。


プリモリエと表記しているが発音についてはロシアのタクシーのおっさんと話しているとプリモーリエが正解のようである。ロシア語で沿岸地域のことを指すこのホテル名、タクシーに乗るときはロシア特有の巻き舌発音は無視して大きい声でプリモーリエ!と叫べば大体理解してくれる。
立地
- ウラジオストク駅:徒歩5分
- スーパー:徒歩5分圏内に3軒
- 薬局:徒歩5分圏内に3軒
- レストラン:徒歩5分圏内に5軒
- マッサージ(普通の):3分圏内に1軒
- サウナ(普通じゃない):3分圏内に1軒
- メインストリートのスヴェトランスカヤ通りまで徒歩10分強
- もう一つのメインストリートであるアドミラーラ・フォーキナ通りまで徒歩15分
ホテルの周りは坂道で構成されている為、メインストリートまで歩くのは多少きついがバンコクみたいに湿度100%、気温30度という環境とは違うので散歩するには丁度良いだろう。しかしながら冬季は路面が凍結しているので凍った坂道には十分気をつけていただきたい。
総評としてメインストリートからは離れているものの、ホテル併設レストランが24時間営業の為、夜中だろうが朝方だろうが食うには困らない立地である。下記に周りの生活環境をご紹介する。
スーパー・コンビニ・薬局


プリモーリエホテルを出て左へ歩くこと3分、LIDOセントラルホテルの一階に位置するこのスーパーは入り口に万引きチェッカーのアジア系小坊主が待ち構えていてXが入店するなり旧ソ連KGBの亡霊のように延々と跡を付けてきて監視する白人至上主義なスーパーである。でも品揃えは豊富
また、より近いところではホテル出て同じく左に行き、1分ぐらい歩いたところにも中国でいう超市みたいな店がある。(雑貨屋)



Xは専らここでビールを調達していた。入って右に冷えてない冷蔵庫群があるが、多分冷蔵庫が重すぎて重量過多なのであろう、床が抜けているので歩くときは注意が必要だ。ちなみにロシアはアルコール度数12%のビールとか10%の危険なビールを普通に売っているので注意しよう。通常のビールと勘違いしてガブガブ飲んでいると簡単に違う世界に行ってしまうだろう。
そして日本のカップラーメンが食べたくなったらホテル出て左隣(歩いて2秒)にアジアというか日本と韓国の食品を取り扱っている緑の看板の店がある。どうしても日本の味噌汁やカップラーメン、お腹を壊してお粥を食べたい時は高いけどこちらで購入しよう。この雑貨屋の隣のピンクの看板の店はお洒落なカフェである。



薬局の店構えはこちら。
このANTEKAと書かれているのが薬局の看板だ。ホテル出てから右へ進み徒歩30秒。アンテカ(読み方の発音は知らない)は一番最初に覚えた単語かも。街中の至る所で目にするので覚えておこう。
という感じでホテル周りは便利で生活には困らない。そのほかベトナム料理、韓国料理の店なども徒歩5分圏内にある。
ファシリティー
フロント
フロントのお姉さんたちは英語は通じる。外国人慣れしておりとても親切である。チェックイン時に朝食の値段を聞いたら500ルーブルとのことであったが翌日の朝、左の写真奥に写っているレストランに行ったら宿泊客は600ルーブル(当時レート:1ルーブル1.6円)とのこと。レストランの朝食の支払いは直接レストランに現金で払う。ホテルとレストランは別経営なのか、連携が取れているかは不明である。


廊下、部屋
まずはフロントを後にし、矢印の通りに階段を登ってエレベーターに乗り込む。


そして宿泊階に到着するとエレベーターホールにはウォーターサーバーがあり、水もお湯も出るので近所のスーパーでカップラーメンを買ったらここでお湯を入れよう。


今回はビジネスルーム18㎡を予約。部屋に入ると






その他インスタントコーヒー、ケトル、栓抜き、コルク抜き、スリッパもあり、まあ合格ラインであろう。ただしセーフティーボックスが見当たらなかったので貴重品の管理は気を付けよう。Wi-Fiの速度は十分出ているので仕事で利用しても問題ないレベルだ。また、外気温は氷点下だが、部屋の温度は一定に保たれておりTシャツかロンT一枚あれば大丈夫。
問題の電話


皆が検索しまくる暗黒電話はこちら。個人的にはレニングラードから秘密のミッションを伝えられるような黒いダイヤル式の電話を想像していたが、なんてことないフツーの電話であった。金髪配達エクスプレスコールは何時にかかってくるかわからないので早めにシャワーを浴びていつ電話が鳴ってもテレクラ並みの速さで対応できるようにスタンバイしておこう。ちなみに斡旋のおっさんから名刺をもらえば2回目の利用以降は電話の前で正座して待ち構えることなく好きな時間(21時以降)にいつでも呼び出せるので初回利用時に名刺をゲットしよう。
レストラン PIZZA-M
朝食の様子
24時間やっている超便利なレストランである。フロントの項目で朝食価格について記載したが、朝は600ルーブルで食べ放題。メニューにはサンドウィッチ250ルーブル、など安い朝食メニューがあるのは知っていたが、今回朝8時に行ったらキッチンに何らかの問題があり、ピザしか頼めない、の一点張りで結局朝食ビュッフェを頼んだ次第である。通常はビュッフェかレギュラーメニューをどっちにするかは選べると思う。そしてビュッフェの様子はこちら。パンがうまい。




他の時間帯の様子
昼間の様子から打って変わって客層良し、おしゃれなお姉さんたちがワイワイしているナイスレストランである。初日の夜中、暗黒電話嬢との一戦を終えた23時過ぎに腹が減った為居酒屋気分でパジャマのママ食事をしに行ったが思いっきり浮いてしまった。西洋の品のある方々の晩餐に風呂上がりの酔っぱらった猿がエサを探しに来たような構図である。しかしながらそんなサルにも店員さんはしっかり対応してくれ、サービスは抜かりない。




入店時、雰囲気見て値段が高いのではないか、とビビったが写真のレシートを見ていただければわかる通りビールとサーモンで755ルーブル(1200円)なので24時間やっていてクソ寒い中、外に出ないで夜食を食えるのであれば安いものである。チップは不要。
このホテルの総評としては、今回は一泊9000円ぐらいでやや高い価格であったが人間の3大欲をすべて提供してくれるホテルなのでXのような右も左も分からないウラジオ初心者にとってはとても便利なホテルであった。ウラジオに行く際は早めに予約して部屋の確保をしよう。
また、このホテルの裏手には金髪派遣型サウナもあるので電話なんか待ってられない、という方は是非こちらを利用してみよう。詳しくは下記リンクで。


おしまい。
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